2015年8月5日 設立記念講演会「能に学ぶ文化と革新」


お父様が人間国宝でご自身も能を中心とした普及活動やコラボレーションをプロデュースされている梅若様の講演会です。

 

能の舞台裏から、梅若家の歴史、そして能が滅びかけた2回と現在の取組みとその真意を様々な切り口で語っていただきました。

 

最後は、サプライズで能衣装をご持参いただいており、幸運な参加者が能装束を体験することができました。日本の伝統が廃れていく現場から、もっと日常の中に日本古来の文化を取り入れていく重要性について熱い思いを語っていただきました。素人の視点を大事にしつつ感じたことを積極的に発信してほしいという勇気付けられるコメントもいただきましたので、当会もそれぞれの文化の「繋がり」を意識した活動を進めていきたいと改めて感じました。



講師:梅若幸子 氏(Umewaka International 株式会社代表取締役)

観世流シテ方能楽師の五十五世梅若六郎(芸術院会員)の孫、玄祥(芸術院会員・⼈間国宝)の⻑⼥として⽣まれる。能楽、クラシック公演の企画制作等、各分野とのコラボレーションを通して次世代にのこしたい⾳・⾔葉・舞などの無形⽂化を伝えるプロデュースや、⽇本⽂化に関わる講演活動を⾏っている。